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ゆっくり・きょろきょろ東海道を歩く
その14

吉田宿-御油宿-赤坂宿-藤川宿-岡崎宿
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区間 五十三次距離表 カシミール 歩数計 備考
吉田宿-御油宿 10.2 km 12.3 km 17,425 吉田宿:札木交叉点
御油宿-赤坂宿 1.8 1.6 2,355
赤坂宿-藤川宿 8.8 10.6 13,846
藤川宿-岡崎宿 6.7 7.4 10,797 岡崎宿: 伝馬4西交叉点
合計 27.5 km 31.9 km 44,423
日本橋からの累計 316.8 km 333.8 km 500,036
2007年1月

      
御油、赤坂宿へ
  
弥次さんが狐にだまされた
 忘年会だから、新年会だからといい訳をして、舞阪宿で惰眠をむさぼっているあいだに、弥次さん・喜多さんは、お伊勢参りもすませて、とっくに京都に着いていた。 その弥次さん・喜多さんが、今回の御油、赤坂の宿あたりで狐にだまされたらしい。

 吉田からの道がなかなかはかどらないうちに日が傾いて、あせった二人は相談して喜多さんが先に行って、赤坂に良い宿を探すことにした。 弥次さん一人で行くうちに御油の茶屋で、この先の松原に狐が出ると聞いた。 先に行ったはずの喜多さんが待っていたので、これは狐にちがいないと思い込む。 喜多さんをうしろ手にしばって赤坂の宿に入ったという。  喜多さんが犬に驚かないので、本物と悟るのであった。
 
 狐におびえたあたりという御油の松並木は、たいへん見事である。 土手も原形をとどめているとのことで、よく残してくれたと感謝したいという人もいる。 抜けると、赤坂の宿が近い。 今も営業している旅籠の大橋屋は、広重の絵のモデルといわれ、時代を錯覚するたたずまいである。 格子と飾り廊下が、古びてはいるもののなまめかしい。 ここに一泊したかったのだが、時間調整が難しかった。 写真で見る室内はさらにタイムスリップの世界である。 時をあらためて、味わうこととしたい。  
 



       
  吉田宿(豊橋)の朝の豊川を渡って御油に向かう  
       
   
   


鼓屋さん
     
     
      
   
   
     
 見附からの姫街道が合流
     
音羽川を渡って御油に入る     
 

御油の松並木
 弥次さん・喜多さんが狐におびえたのはこのあたり

600m続く松並木を抜けると赤坂宿が近い 
  
   
   
  赤坂宿 大橋屋
   
   
   
  
  


 
藤川から岡崎宿へ


 赤坂宿を出ると再び1号線と合流する。 その後も合流、分離を繰り返して藤川宿に至る




 
             
         本宿の宝蔵寺 家康手習いの寺という
       
        広重 保永堂版の藤川、棒鼻の図
   
桝形の遺構が残る藤川  
     
藤川の松並木も立派である   乙川で出会った京都からの女性は逆に藤川宿へ向かう
  

 城下町時代の「岡崎の27曲がり」を、すでにいくつかは曲がったのだが、
本格的には、明日たどることになる 
本日の終点は、伝馬通りの伝馬四西交叉点である
夕闇が迫る矢作川明代橋を渡って今夜の宿へ急ぐ


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