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三浦半島散歩・猿島

横須賀の三笠公園にある桟橋から小さな船で10分足らずのところにある猿島です。東京湾で唯一の自然島だそうです。 久里浜に灯台の載っている「海獺(アシカ)島」というのがありますが、小さい岩だけなので「島」ではないのでしょうか。 猿島は東西200m、南北450m、周囲1.6kmしかない無人島ですが、遊歩道が整備されています。

この猿島は、幕末から、明治初期、昭和と砲台が築かれてきた要塞の島です。 今も、明治初期に積まれたレンガ建造物が残っています。 

船を下りるとき、みんな一様に、底まで透きとおっている澄んだ水に驚いていました。 もぐって貝や魚を採っている人たちによると、この日は特に潮の状態が良いとのこと。 夏は海水浴場になる桟橋そばの白い貝殻の浜では水がキラキラ輝き、反対側にある岩場でも水が澄んでいて、釣りの人はぜんぜん釣れないと嘆いていました。 魚から釣り人が丸見えなのでしょう。 東京湾の、しかも浦賀水道より奥にある横須賀の海がこれほど澄んでいるとは、たしかに驚きです。

小さな島ですが、三浦半島の縮図ともいえる植生のようで照葉樹林に覆われています。 崖にはイソギクが群生していました。桟橋の近くにはウミウのコロニーがあり、まるで雪が積もったように排泄物で岩が白く染まっていました。 
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