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インドネシア・タイ・シンガポール スナップ集

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ジャカルタ から バンドンまで
 
渋滞道を恐怖の疾走・日本より多い日本車
バンコクを駆け足で
王宮と暁の寺と、町と
スーツで汗ダクの
シンガポールつまみ食い


仕事の合間のスナップショットです。
日本が寒波と大雪に悩んでいるころ、32℃の世界を汗ダクで覗いてきました。

今回は、コンパクトなNikon CoolPix 990 を使いました

2005/2/23-3/1



  

インドネシアの部

ジャカルタ から バンドンまで
 
渋滞道を恐怖の疾走・日本より多い日本車
 ジャカルタからバンドンまで、高速道路がもうすぐ全通する。 完成するとこの両都市間は車で2時間で結ばれるそうだ。 地図で見ると、両大都市を結ぶ南北2本のルートのうち、現在、北側ルート約180kmの約60%はすでに高速道路が走っているが、チカンペッからプルワカルタを経由してバンドンへの峠越え部分は、まだ旧道を走ることになる。 
  この路を車で送ってもらった。 約4時間である。 しかし、我々が運転すれば、間違いなく倍の時間がかかるであろう。 実に見事な運転能力である。慣れない我々には、目を開けているわけには行かないほどの恐怖であるが。 40フィート大型コンテナーを載せた大型トレーラートラック、坂を登りきれるのかと思うほど砂を過積載したトラック、窓を開け放して満員の客を運ぶ長距離バス、小さな町ではミクロレットと呼ぶらしい小型バス、そして、おびただしい数のオートバイが、先を争い、隙間を潜り抜け、追い越し、追い抜きを繰り返すのである。 高速道路でも、ゴムプランテーションやチョコレートツリープランテーションのせまい山道でも、いたるところで起きている渋滞のなかを、実に見事に泳いで抜けるのである。 高速道路でも、路肩はもちろん、中央分離帯である非舗装部分に片車輪を落としたまま疾走している。 車間距離はないに等しい。 しかも、驚いたことに、インドネシア滞在中に一度も事故現場を見たことがないだけではなく、傷をつけた車さえ見かけないのである。   渋滞道路走行国際コンテストをやったら、北京のドライバーに勝って優勝するにちがいない。 ただし、激しい運転と整備が充分でないためか、パンクや故障で止まっているトラックは多かった。 
 これらの車、オートバイから乗用車、バス、トラックにいたるまで、ほぼ完全に日本車である。居眠りもせずに、ひたすら「外車」を探したが、BMB3台、フォード1台がすべてであった。日本国内よりも日本車の比率が高いことは間違いないだろう。 もっとも、今では日本の自動車メーカーの殆んどが現地生産をしているそうで、インドネシア国産車であるというべきであろうが。 乗用車ではトヨタが圧倒的、ホンダが2位、スズキ、ダイハツの順だろうか。 日産は見かけない。 バス・トラックは三菱が王者である。 次いで日野で、いすずはさほど多くない。 オートバイは激戦か。 激しい運転環境と道路事情を、構造や品質に反映させた日本メーカーの熱意が、こうした独占という結果になったのだろうか。
 一方、怖さにもかかわらず、目をつむる暇もないほど、路沿いは心揺さぶられる景色の連続であった。 車を止めてたっぷり写真を撮りたいと思うことが再三であった。 プルワカルタの田舎町は、狭い路の両側にならぶ家々、商店どこにもベンチがあって、老人たち、いや若ものたちも、路を行く車の列を眺めている。オートバイ屋があちこちでヤマハやホンダを売っていて、そこに若者たちが必ずたむろしている。 スズキのミクロレットに乗った白いベールの女性、交差点や高速道路の渋滞にワッと集まってくる物売りの少年や男たち。 路を尋ねるといっせいに集まってきて、口々に、真剣に教えてくれる素朴なひとたち。 でも、懸命に走ってくれている車を止めてもらうことは、遠慮せざるを得ない。 車の窓からの瞬間的なシャッターチャンスを逃さないためには、今回のカメラはまったく不適切であった。フォーカスや保存にえらい時間がかかり、タイミングをことごとく逃してしまうのであった。 非常に残念である。 
 高速道路が完成していない今、いわば東名高速と国道一号線両方の交通量がこのせまい路に集まっているようなものであるが、その混然たる交通光景や沿線の景色は、高速道路全通後には見ることができなくなる、あるいは機会が減るかもしれない。 あえて、悪路に苦労してでもこうしたインドネシアならではの雰囲気を味わいたければ、今が、最後の機会かもしれない。
 しかし、ジャカルタへの帰り道はプロペラ機とした。
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インドネシア

ジャカルタから
バンドンへ


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タイ の部



バンコクを駆け足で
王宮と暁の寺と、町と
 バンコクに2泊。 週末であるが、土日とも仕事が入っていて間隙をぬった駆け足散歩となった。 残念ながら水上マーケットに行く時間はなかった。 超高層ビルが建ち、地下鉄や新交通システムもできて近代化が進む町だが、聞くと車の購入の際の税率が輸入車で300%、国産車(海外ブランドの現地生産車を含む)が200%と依然として高率とのこと。 日本車が多いが、インドネシアに比べるとヨーロッパの車も多い。
 三輪車のトゥクトゥクはタクシーよりも高くて暑くてうるさいが、人気があるようだ。
 サムヤーンでの蟹が美味であった。
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タイ

バンコク

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シンガポール の部

スーツで汗ダクの
シンガポールつまみ食い
 シンガポールのチャンギ空港からダウンタウンに向けて走り出すと、立派な並木に目を奪われる。 アンサナ(Angsana)の木とだという。黄色い花が散るとじゅうたんを敷き詰めたように見事だという。また、乾期に種子が羽虫のように舞いながら飛び、雨季に発芽するとも。 しかし、これ以上の情報がなく、写真も撮れなかったが、改めて写真を整理すると、西へ向かう道路に同じ並木があるのを見つけた。
 わずかな時間の隙間に、セントーサ島に行ってみた。 行きはタクシー帰りはロープウエイ(こちらではケーブルカーと呼んでいるが)。 ネクタイをはずしただけのスーツ姿は、はなはだしく場違いの格好で、ゆっくりエンジョイしているみなさんには迷惑だっただろうと思う。 汗も止まらなかったが、
siloso beachの美しい景色を楽しんだ。 また、先進工業国、物流基地としての側面を空中にぶら下がりながら観察することもできた。
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アンサナの並木
シンガポール

siloso beach

siloso beach遠望

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