京都散歩 
その1

小川通り・相国寺・京都御苑・室町通り・膏薬図子・祇園 辺り 
  2016年9月
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今出川駅から西に向かう
  
 「ゆっくり・きょろきょろ旧街道を歩く」シリーズを見てくださった方は思うかもしれない。京都散歩といいながら、旧街道歩きのページと同じような風景ばかりではないか、と。

 これまで、旧東海道、旧中山道をはじめとして、あちこちの旧街道を歩いて街道沿いの文化、とくに旧宿場町などで見る建物の伝統的な美しさを楽しんできた。例えば、地方によって家によって様々な形や呼び方のある格子や、二階部分が低く、漆喰壁に虫籠窓のある「つし二階建て」などである。地域によって濃淡や形に違いはあるものの、全国的に広がっているこのような伝統的な町家は、結局、もともとは江戸のころの京都の文化が街道を通って伝わり、各地に根付いたものであるらしいことが、歩いているうちにわかってきた。

 だから、京都の町を歩くと、一瞬、どこか地方の旧街道を歩いているかのような錯覚を覚えるし、写真も似てしまうのだが、本当は逆である。旧街道文化のルーツを京都の町で見ているのであり、まさに本物に触れているのである。目立たない通りにも、ごく自然に古い町家が残っているのはさすがであり、うれしくなる。観光客であふれるところを避けて、普段着の町を散歩した
 
    
  
  
 表千家や裏千家が並ぶ茶道の町、小川通り  
  
   
  
   表千家・不審庵  
  
  
  
  
   
  
  
 
  茶道具の老舗  
   
  
 
   寺の内通り 
  
   
 
  相国寺
 相国寺は臨済宗相国寺派大本山の寺である。 本尊は釈迦如来、開基は足利義満、開山は夢窓疎石である。
鹿苑寺(金閣寺。足利義満の山荘北山殿が寺院となった)も、銀閣寺(足利義政の山荘東山殿が寺院となった)も、
相国寺の塔頭寺院である
 
   
 
 
  TV撮影クルーが追うのは、相国寺 有馬頼底管長のようだ 
     
   
 
        
 相国寺承天閣美術館で開かれていた伊藤若冲展で、若冲の驚異的な作品を鑑賞。
若冲が相国寺に寄進し、毎年6月に方丈に掛けられた「動植綵絵30福」である。明治時代、宮内庁に寄進され、
今は宮内庁三の丸肖蔵館所蔵であるが、世界的に希少な技術で複製された作品が展示されていた
  
  
     
   
 
 

 
    
 
 相国寺鐘楼の木組み
  
  
 
 今出川御門から京都御苑へ
  
  
   
 
  
  
  
 
  
  
  
  
  
  
 
 本田味噌本店  このすぐ近くにある老舗「虎屋」では、この本田味噌の西京白味噌を使った羊羹「白味噌」がある。 
京都店にしかない品である。 美味である。 下諏訪の塩羊羹を思い出した。 虎屋に隣接した虎屋茶寮には美しい庭がある 

   
  
    
室町通りを行き、 御池通りを渡ると、創業400年の老舗「てぬぐい」の永楽屋がある
すぐ近くにある永楽屋のRAAKブランド店で買い物をした
  
   
  
 
 
  
  
 
   
  
  
 
  
  
  

 余談であるが、広角レンズでこの直線を出すのはなかなか難しい 
  
 
 
    
  

  
     
  

  
 

 
   
  
 膏薬図子(こうやくのずし)
将門の霊を供養する空也上人の「くうや」が「こうやく」と訛ったと伝えられる

京都にはたくさんの路地(「ろーじ」)がある。「図子(ずし)と呼ぶこともあり、
「路地」は行き止まりの道、「図子」は通り抜けられる道、と使い分けられることもあるようだ。

  
  

  
   
  
    
 
  この膏薬図子も かぎ型で、通り抜けられる生活の道である

  
    

 
    
   
奥に膏薬図子の出口が見える。綾小路通りに出る
  
   
 
   
 
   
    
 
  
  
  
   
松原通りを行き、松原橋を渡ると、細い路地が多い
  
  
  
   
行き止まりの「路地」だろうか   生活感あふれる普段着の京都である
  
  
  
   
 
   
  
   
「田中図子」との表示がある
  
 
   
   
大国町通りに多い路地を散歩してから、六波羅蜜寺を覗き、建仁寺境内を抜けて、花見小路に出た。
とたんに、ものすごい数の観光客で溢れていて驚いた。和服姿の男女が多いが、ほとんどが外国人のようだ。
急ぎ雑踏を抜けて、祇園で静かな道を探した
 
   
  
  
   
 
 本物は美しい
    
   
 
 白川のアオサギ  
  
  
   
 
   
  
  
   
  
 「祇園をどり」は11月1日〜10日とある
  
                           
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