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オーストリア  ウィーン    

1 日目(東京→ウイーン)  2005-6-13
2 日目(ウイーン) 6-14
3 日目(ウイーン→テルチ→チェスキー・クルムロフ) 6-15

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 今回、東京からの直行便の到着地であり、帰路の出発地でもあります。 成田を10時40分に出たオーストリア航空0052便は予定通り、15時45分ウイーンに到着しました。 今回は、FOMAカードを入れ替えて使うタイプのレンタル国際携帯電話を持って行きました。 着いてから、時刻の設定に戸惑いました。 ウイーンやプラハが同じ時間帯にあることはわかっていたのですが、携帯の設定画面にウイーンもプラハもないのです。 ヨーロッパは、ロンドン、パリ、アテネの表示しかありません。 サマータイムを考慮に入れて計算し、パリ時間と同じであることが分かりました。 当たり前でした。

 3回目のウイーンですが、今回は、シェーンブルン宮殿に近いホテルに2泊する計画です。 初めての夜は、真夜中にに目覚めた人が多く、中には、時計を現地時間に変更をしていない上に、計算を間違えて、深夜1時半にお化粧まで終わってスタンバイした人もいたとか。 家内はいつでもどこでも寝ることができる幸せものですが、やはり眠れずに洗濯をしていたようです。 小生は、夜中の1時半からひたすら時が過ぎるのを待ちました。 朝の散歩では、地下鉄の駅に寄り、24時間フリーパス券を買いました。5ユーロです。地下鉄、路面電車、バスが乗り放題ですから、これはお勧めです。

家内にとっては始めてのウィーンでしたので、定番のシェーンブルン宮殿から見学を始めました。 以前ひとりで来たとき、シェーンブルンの門をくぐったところで激しい夕立に会い、切符売り場の軒下で雨宿りしました。 そのたき、イタリアから来た女子高校生グループも一緒で、とても印象に残りましたが、今回も高校生や小学生、中学生のグループが沢山来ています。 さすが、ハプスブルグ家のショウウインドウといわれるこの宮殿です。 どんな風に習っているのでしょうか。 大変な混雑です。

 昼食は、ヨハンシュトラウス像のある市立公園から、路面電車の通りを渡ったリンク内側のレストラン・ヒンメルフォルテです。 屋外の、いや路上のテーブルに着きました。 このときのスープの塩辛かったことは、この旅のの最後まで、たびたび話題になりましたが、ビールを飲むのには良かったようです。 メインは、お待ちかね、ウィンナーシュニッツェルです。 これはとてもよい味でした。

 午後から、シュテファン大聖堂、王宮、そして美術史博物館でブリューゲルとルーベンスを中心に見ました。 かつて、ブリューゲルのすばらしさを知ったのはこの美術館でしたが、今回、家内もそのコレクションの豊富さに驚き、おなじみの絵を前にして喜んでいました。 残念ながら、フェルメールはお留守でした。 展示品もさることながら美術史博物館の建物の美しさに改めて感心しました。 
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 「トルテ戦争」の裁判では、争ったデーメルとザッハー双方の証人として、数十人の歴史家、学者、料理研究家が証言したとのことです。 結果は、双方とも「ザッハー・トルテ」を生産販売しても良いが、「オリジナル」と表示は一方だけ、というわけの分かりにくいものだったとか。 私たちは、デーメルの店のそばを通ってウインドウを覗いたものの、トルテを味わうのはザッハーホテルにしました。 「オリジナル」と、強調して、しきりに書いてありました。 二人で、トルテとコーヒーを二つずつ注文したのですが、隣のテーブルのカップルは二人でトルテは一つでした。 その訳が後で分かりました。非常に甘くて、大きいのです。 同様にこのトルテを、別行動で味わったメンバーの中には、夕食をパスした人もいました。
デーメル ザッハーホテルは、工事中で
カフェは足場に囲まれていた
路面電車・2番
 リンクを反時計回り
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 ウィーン唯一のビール醸造元の直営レストランで、ビーフシチューのような、パプリカの効いた煮込み料理、フィアカーグーラシュとウイーンのビールをジョッキ2杯で楽しんだ夕食のあと、二人で途中下車を繰り返しながら路面電車・2番でリンクを一周しました。 公園のあちこちで鳥の声が美しく響いていたのが印象的です。 「クロツグミ」とのことですが、まだ録音を確認していません。  日没が9時半ですし、その後も残照が長く続きますから、遊び時間はたっぷりでした。 また、市庁舎前で電車降りると、やっとライトアップの灯がともり始めたところでした。 ゴシックの尖塔のシルエットが残照に美しく浮かんでいました。
 24時間有効の切符は、充分にもとが取れて、やっと暗くなったカールプラッツから地下鉄で、ホテルに戻りました。
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