チェコ コノピシュチェ城
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プラハから南に約40kmにあるこの城の主は、奇人であり、時の人であったようです。 第1次世界大戦のきっかけとなったといわれるサラエヴォ事件として有名な、狙撃され死亡したオーストリア最後の皇太子フランツ・フェルルディナンド・デステが買った城です。 最後の城主でもあったそうです。 しかし、驚くのは、おびただしい数の動物が剥製などで飾られていることです。 城の中にある狩猟場や、遠く、インド、アフリカ、シベリアなどで射止めた獲物で、射止めたときの細かな記録が、すべて残されているということです。 生涯に射止めたその数は、なんと30万頭といいます。 計算すると、一日に平均15頭だそうです。 刀剣、甲冑や銃器など、武器のコレクションも膨大で、なんともやりきれない気持になるお城でありました。 なお、この皇太子は、日本にも立ち寄ったというのですが、はっきりした記録がなく、横浜の港で船を乗り換えただけではないかと云う説もあるそうです。
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