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チェコ  フルボカー城

5 日目 ( チェスキー・クルムロフ → ホラショヴィツェ → フルボカー城 → プラハ )
2005-6-17

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 チェスケー・ブディヨヴィツェを通過するのは3回目です。 そのやや北にあるフルボカー城を訪ねました。チェコでもっとも美しい城であるといわれています。 たしかに白亜の「お城」そのものの形をしています。 13世紀に建てられた後、ボヘミア王家のものであったのが、財政難で16世紀に手放し、買い取ったボヘミア貴族がルネッサンス様式の城に建て替えたとのことです。 その後も変遷があって、最後はシュヴァルツェンベルクのものとなって、300年近くの1947年まで続きました。 このシュヴァルツェンベルクは、あのチェスキー・クルムロフ城を買い取ったドイツ人貴族です。 このフルボカー城を買い取ったことによって、拠点をチェスキー・クルムロフ城からここに移したために、チェスキー・クルムロフが寂れていった、と聞きました。
 
 城に入って気がつくのは、石の城であるのに、床も壁も天井も見事な木工作品があふれていることです。床は寄木、天井や壁、ドアは見事な木彫です。 「木彫の城」というべきでしょう。  どの案内書にもこのような表現はありませんが、中国陶磁器やイタリア製クリスタルガラスのシャンデリアなどと調和した素晴らしい内装です。 我々日本人にも非常になじみやすい、落ち着きのあるつくりだという気がします。 これらの木彫も含めて、シュヴァルツェンベルクのときにほどこされた内装のようです。 外観だけでなく、城の中も大変豪華で、そのゆえもあって、チェコでもっとも美しい城といわれるのでしょう。
 
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我々のグループについてくれた、若くて美しい現地ガイドさんは、この城でちょうど開かれていた結婚式に、すっかり気をとられてしまったようです。 窓から花嫁さん、それとも花婿さん?の姿を探したり、歓声を上げていました。 美しい立派な城で、立派な結婚式ですから、これは憧れでしょう。 きっと。
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