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コウノトリ
 フルボカー城を訪ねて、駐車場に戻るときに、コウノトリを発見。 今は使っていない煙突の上に大きな巣がある。 子育ての真っ最中であり、ときどき、子供のくちばしが見える。 TVで見たときも、確かに、ここのように、人の住む田舎だったように思う。 ヨーロッパの田舎の真っ只中にいることを実感した。

 ウイーンの市民公園やブルグ公園で、シェーンブルン宮殿の庭でも、またチェスキー・クルムロフ城の庭園で、とてもよい声でさえずる鳥の声を聞いた。クロツグミ、ではないかという話も聞いたが、確認できていない。 ムクドリに似たくちばしが橙色の黒い鳥も、プラハのホテルの近くで、人を恐れずにきれいな声で鳴いていた。 いくつかを録音したので、種類を確認したい。

 上の写真のさくらんぼは、プラハで写したものだが、チェコのあちこちにある。 公園にもある。チェスケー・ブディヨヴィツェでは、住宅一軒ごとに一本ずつ植えられているところも見かけた。 粒の大きさは日本のよりもかなり小さくて、山桜の実よりは大きい程度だが、味わってみるとまさにさくらんぼそのものでおいしい。 ワイルドチェリーなのか。 チェコの人も食べるそうだ。 鳥がなぜ食べないのか、あるいは、食べきれないのか。

 植物の植生は、印象としては日本に良く似ているように思う。 雑草の背丈が低いのは北海道的だが、これは気候のせいだろう。 花の写真も若干撮ったので、いずれ整理して調べようと思う。
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