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Skoda製の車Skodaの1931年製の名車プラハのキャバレーのリムジン
チェコの車と道路事情
 チェコには、今はフォルクスワーゲンと資本提携しているらしい、Skodaという自動車メーカーがある。 上の黒い車は、コノピシュチェ城の駐車場で写したクラシックカーだが、Tさんの話によると、そのSkodaの1931年製の名車だそうだ。 昔は、チェコでも良い車を作っていた、とため息交じりだった。 クトナー・ホラで写した左上の白い車もSkodaで、かなり年季が入っているが、これよりも古いタイプもかなり走っていて、農家のおじいさんが運転しているところなど、絵になる風景だ。 残念ながらシャッターが間に合わなかったが。
 トヨタが進出して、チェコの自動車産業は活性化するだろうか。


 チェコの人口は日本の10分の1、面積は5分の1だそうである。 しかし、日本の平地面積はおそらく20%以下だろうから、平地の人口密度は日本の10分の1程度だろう。 まだインフラの整備が遅れているとのことであるが、こうした余裕からか、道路は片側1車線をかなり飛ばして走っているし、田舎でも町でも、信号機ではなくて、あの「ラン・アバウト」なる円形の交差点が多い。 一見、高速道路かと思う道も、あっという間にこのラン・アバウトにぶつかる。 これは日本人ドライバー泣かせだろうが、日本人なら耐えられないだろうと思うもうひとつは、ドライブインがないことである。 いや、よく探してみると、ある程度の規模の町の道路沿いのには、たまに「motorest」という看板があった。 簡単なドライブインではないだろうか。 しかし、トイレ利用の頼みの綱は、これも数は多くないが、ガソリンスタンドではないかと思う。 我々の大型バスのトイレ休憩も、何回かはガソリンスタンドを使った。
 
 ついでに書けば、自動販売機は皆無である。
 このような生活がまだあるのである。
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