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花々 

 今年の気候は異常だという。この辺りは、秋から冬に太陽の出ない季節が4カ月続くのでこの地に住む日本人妻がノイローゼになるという。その季節が今年は長引いたのだそうだ。1時間の間に、晴れのち曇りのち雨のち晴れとめまぐるしく変わり、それが一日中続く天気には驚いた。今まで、ヨーロッパだけでなく、どこでも経験していないことだった。しかし、その天候不順のおかげでキューケンホフの、元気のよいチューリップに間にあったのだそうだ。チューリップの咲く2か月間しかオープンしないキューケンホフ公園である。人気スポットで、特にオランダに来る日本人観光客は、この季節が圧倒的に多いのだそうだ。こちらも実は、この公園は3度目だ。

 この公園の周囲にはチューリップや水仙の畑が広がっている。球根を育てるために、花が咲くとすぐに刈り取ってしまうから、畑の花が見られるのはほんの短い期間である。だから見られること自体がラッキーである。話が変わるが、世界の花市場の60%以上をオランダが占めていて、特に世界最大規模の花卉卸売市場である「アールスメール花市場」は40%の占有率があるという。テレビで、その市場の紹介を見た記憶がある。壮大な規模であった。しかし、この数字の意味を実感できない。そんなことがあり得るのか、と不思議である。

 キューケンホフ公園の中では、新緑に燃える林の中に、さまざまな花が美しい色とコントラストを見せてくれる。巨木の間に鮮やかな色の花が一面に植えられている光景は目が覚めるようである。だから、何度でも来たくなるのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 移動する途中や町の散歩でさまざまな花に出会った 1年中でもっとも美しい季節である
 
 
 
 
 
  
 
 
 
アカブナの新葉は赤くてまるで秋のようである  アンヌボワ城にて 
 
 モダーヴ城にて
 
 10年に一度開かれるという「花と緑のフロリアード2012」を訪れた 今回はフェンローでの開催である
 
 
 
  
     
     
     
   
     
   
大型のストリートオルガンである。ストリート・ダッチ・オルガンと呼ぶらしい  キューケンホフ公園ではこのオルガンの前で踊っている人がいた  会場内のイベントを終えて戻ってきたらしいカラス女?

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