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三浦半島 淡島さまの流し雛
2015年3月3日 淡島神社

横須賀市自然・人文博物館による「三浦半島の民俗探訪」に参加して訪ねました

歌山県海草郡加太(現在の和歌山市加太)の淡島神社をいつのころかこの地に勧請 したといわれ、縁結びの神社・航海安全の神社として、江戸時代にはすでに三浦半島一帯から信仰されていたようです。

「あわせてください淡島様よ、お礼参りは二人づれ」と、底抜け柄杓(びしゃく)の柄

に麻を結んで奉納する祭礼は、桃の節句の33日に行われます。底抜け柄杓は「水が 抜けるように安産」の願いがこめられ、全国各地の安産祈願でも見られるものです。

祭礼では、神社前の芦名海岸から神職・巫女(みこ)が船に乗り込み、流し雛(びな)を行います。持ち込まれた人形の供養が行われます
                          ----- 横須賀市観光情報サイトより(地図あり)

 
 
底抜け柄杓(ひしゃく)
 
針供養  一般的には12月8日か2月8日に行われるが、ここでは流し雛の日に合わせたという
本家の、和歌山加太の淡嶋神社針祭も2月8日である
 
雛を待つ芦名海岸
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
「流し雛」というと、藁で編んだ小舟に手作りの紙のお雛さまを載せて、川に流す光景をイメージするが
この淡島神社では、お雛さまではなく、左上写真の「お守り」を流しているという。
だから、小舟の上の可愛いお雛さまは無事である。参拝客や見物に来た人はこれを聞いて安心する 
 
 
 
素朴だが、美しい雛祭りで、心が和んだ 
 

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